ダイエットにカロリー計算は無駄!?〜太る根本原因は”糖質中毒”〜

健康

本記事では、「カロリー計算は実は意味がない」という事を解説していこうと思います。また、それだけでなく、太る根本的な原因である”糖質中毒”について解説していこうと思います。

この記事を読んでいる方の中に、ダイエットしたいけど、どのダイエット法がいいのかわからない。ずっと、ダイエットをしているけど痩せる事ができなくて、自己嫌悪に陥っている人。また、痩せるために厳しいカロリー制限をしてダイエットをしている方もいるかと思います。

・最近、太ってきたけど太ってきた。
・どんなダイエットがいいかわからない。
・運動する機会が減って、太ってきた。
・カロリー制限で痩せたのにリバウンドしてきた。

本記事では、太る根本的な原因は “糖質中毒”であり、ダイエットでカロリー制限を行うことはあまり意味のないことという事を解説していきます。

それでは、まずダイエットにカロリー制限は意味がないということについて説明していきます。

三大栄養素のカロリー

私も、前までは痩せるためには、”「摂取するカロリー」が「消費するカロリー」を下回れば痩せる” というのを信じていました。
人間のエネルギー源になる栄養素は”炭水化物”、”タンパク質”、”脂質”の3つであり、三大栄養素と言われています。

それぞれのカロリーを比較すると脂質が最も高い事から”脂質は太る=食べない方が良い”と言われていました。また、私自身もそれを信じていました。
しかしながら、結論から先に書きますと、この中で最も太らないのは”脂質”であり、最も太るのが”炭水化物 = 糖質”です。

ダイエットでカロリー計算は意味が無い

ダイエットでカロリー計算は意味がない理由は、以下の4つです。

・カロリーの値は代謝過程が考慮されていない。
・痩せにくい身体になってしまう。
・痩せるための栄養素が不足してしまう。
・太る根本原因が治せない。

カロリー計算は代謝の過程が考慮されていない

まず、カロリーがどのように算出された値なのかを考えてみます。
カロリーはボンブ熱量計といわれる燃焼を使って、算出されています。要するに、栄養素を燃やした時に発生する熱量によってエネルギーが算出されています。そのため、このカロリーの値は人間の身体に入ってから代謝される過程は全く考慮されていません

最もカロリーの値が高い脂質は身体に入ってから全てエネルギーとして使われることはないです。脂質は、一部は皮下脂肪にもなりますが、多くは細胞膜や核酸、ホルモンの原料となります。そのため、脂質を摂取してから、エネルギーに変換される脂質の割合は一部なのです。
それに対して、炭水化物は摂取したほぼ全量がエネルギーとして代謝されます。

また、カロリー表記には20%くらい誤差があるという事も言われています。

痩せにくい身体になってしまう

カロリー制限で脂質・タンパク質・炭水化物を避けていると、人の中ではホメオスタシスと言われる恒常性維持機能が発動します。
これは、飢餓状態になったと体が判断して、少しのエネルギーで生きていけるように基礎代謝を抑制してしまう機能です。また、筋肉量も減り、更に基礎代謝が落ちてしまいます。

厳しいカロリー制限をする事で基礎代謝が低下し、痩せにくい身体になってしまいます。この状態で頑張って痩せても再びリバウンドしてしまうリスクが高いです。

痩せるための栄養素が不足してしまう

痩せる(=脂肪を燃焼)するためには、ビタミンやミネラルが必要です。ビタミン類は、エネルギーを作り出すクエン酸回路(TCA回路)に関与し、この栄養素が不足すると脂肪燃焼が起こりにくくなります。ミネラル類は、エネルギーの代謝の過程で関与する酵素の原料になっていたり、エネルギー輸送に関わったりしています。

そのため、効率的に痩せるためにはビタミン類やミネラルを適量摂取する必要があります。そして、むやみなカロリー制限はこれらの摂取量が不足する可能性が多いにあります。

太る根本原因を治せない。

タイトルにあるように太る根本原因は”糖質中毒”です。
一時的なカロリー制限で痩せたとしても根本原因である”糖質中毒” が治っていない限りリバウンドしてしまいます。

そのため、ダイエットをするのに必要な事は、カロリー制限をして摂取する三大栄養素を減らす事では無く、糖質中毒を治す事だと言えます。

太る原因は “糖質中毒”

ここでは、「なぜ、炭水化物は太るのか?」、「糖質には依存性がある事」、「糖質中毒による生活習慣病のリスク」についてお話ししていきます。

なぜ、炭水化物は一番太るのか?

炭水化物は消化によってブドウ糖に分解されて、体内に吸収されます。ブドウ糖は脂質やタンパク質と比較すると、すぐにエネルギーとして用いる事ができる優れたエネルギー源です。

また、吸収されて使われなかったブドウ糖は、筋肉や肝臓でグリコーゲンとして使われるか、中性脂肪に変換されて体脂肪として蓄えられます。そのため、炭水化物はブドウ糖として吸収されたほぼ全量がエネルギー源として代謝されるため、タンパク質や脂質と比べて太りやすいです

ブドウ糖を処理するのに関わるホルモンが  “インスリン”です。

人が糖(炭水化物)を摂取してブドウ糖が吸収される過程で血液中の血糖値が上昇します。インスリンは上昇した血糖値を元に戻すために、ブドウ糖をグリコーゲンとして臓器や筋肉に貯蔵します。そして、臓器や筋肉量の貯蔵量を超えるものは体脂肪として蓄えられます。人間が太る(=脂肪が付く)主な機構は、このインスリンによるものです。

そして、三大栄養素をインスリンが出やすい順番に並べると以下のようになり、炭水化物が最もインスリンの分泌を促してしまいます。そして、脂質が最もインスリンが分泌されにくいです。

炭水化物 > タンパク質 > 脂質

脂肪として蓄えないようにするには、インスリンの分泌を最低限にする事が重要です

糖質は依存性がある

みなさん、甘いケーキやクッキーって凄く美味しいし、食べるとなんか幸せな気分になりますよね。
この原因は糖質を食べると、幸福を感じるホルモンであるドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンが分泌される事が関係しています。
これらの幸福物質によって、人は血糖値が下がるとまた糖分を欲してしまい、また糖質を摂取してしまいます。これを続けているといずれ糖質中毒となってしまいます。
糖質の依存性はタバコや麻薬とかと同等、もしくはそれ以上と言われています。

糖質の依存性: 昔、生き残るために進化の過程で備わったもの

数万年前、人間は狩猟採集時代で、タンパク質と脂質が主なエネルギー源でした。昔はエネルギー源として優れた炭水化物(=糖分)を摂取する機会は滅多にありませんでした。
そのため、人間は生存率を上げるために糖質を摂った時に幸福物質を出すようになったのです。

また、昔は「エネルギー源として優れた炭水化物(=糖分)を摂取する機会は滅多になかった」と書きましたが、それ故に人間は高血糖になる事を想定して体が作られていないです。

これを示している事として、血圧値を上昇するのに作用するホルモンは多数存在(アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン、グルカゴン…など)しますが、血糖値を下げるホルモンはインスリンのみです。

現代は糖質に溢れている

昔は、エネルギー源として優れている炭水化物を摂る機会はほとんどありませんでしたが、それに対して現代は至る所に糖質が溢れ返っています。
近所のコンビニ、ファーストフード店、インスタント食品、炭酸飲料、エナジードリンクなど挙げ出したらキリがないほどあります。そして、そのような安くて美味しいものほど糖質が含まれているのが現状です。これは企業が原材料を落として利益を追求した結果です。安い砂糖をたくさん添加すれば、美味しいですし依存性があるから売り上げが伸びます。これによって、現代は糖質に溢れ返っています

そして、これらの糖質の過剰摂取が生活習慣病のリスクを上げており、問題となっています。「文明の進化に人間の体が付いていけていない」 or 「人間が本来の生き方とは異なる生き方をしている」 事が近年、生活習慣病の患者が増加している原因になっています。

糖質依存はあらゆる生活習慣病を引き起こす

コスパが良いからといって、安くて糖質が多い飲料や食品を長期的に摂って慢性的な栄養不足や高血糖状態が続くと、あらゆる病気のリスクが上がります。
思い出せるほど書きましたが、きっともっとあると思います。

・肥満
・高血圧
・動脈硬化
・心筋梗塞
・脳卒中
・冷え性
・糖尿病
・虫歯
・歯周病
・脂質異常症
・うつ病などの精神疾患
・肝硬変
・腎臓病

このように、”糖質中毒”は放っておくと、知らないうちにあらゆる病気のリスクが上がってしまいます。実際、近年の研究で糖質の過剰摂取はあらゆる生活習慣病のリスクが上がる事がわかっており、実際にヨーロッパなどでは炭酸飲料などの摂取を控えるように規制が行われつつあります。具体的には、炭酸飲料にソーダ税といわれる税金をかけて、国民の糖尿病疾患率を抑える試みが行われています。

糖質中毒の治し方

記事の分量が長くなってきたので、本記事は終わりますが、

本記事で「自分は糖質中毒で治したい!」と思った方や「健康のために糖質制限を行い方」は、以下の記事で “糖質中毒の直し方” についてご紹介していますので、是非ご覧ください。

ダイエットで失敗しない方法 〜糖質中毒を脱却する〜
カロリー制限などのダイエットで失敗する方はたくさんいると思います。それは、正しい栄養学の知識が無いからかもしれません。本記事を読むことで、失敗しないダイエット法がわかり、「なぜ、これまでのダイエットで痩せなかったのか」がわかる様になります。

まとめ

本記事のまとめは以下の通りです。

・ダイエットをする上で、カロリー制限はあまり意味が無い。
カロリー値は栄養素の燃焼をベースに算出された値であり、代謝過程を考慮されたものではない。
・カロリーの総摂取量だけを考えてダイエットをすると、痩せにくい身体になってしまい、痩せたとしてもリバウンドしやすい体になってしまう。
・最も三大栄養素の中で太るのは糖質=炭水化物である。
タンパク質や脂質はエネルギー源以外にも様々な代謝に関わっているが、糖質はほぼ全量エネルギー源として利用され、余剰分は体脂肪やグリコーゲンとして貯蔵される。
・脂肪が蓄積する(=太る)本質的な原因はインスリンの分泌にある。インスリンを分泌させない食事(=糖質制限)・摂取方法をする事が重要。
・糖質の最も恐ろしいのが依存性がある事。
糖質はエネルギー源として最も優れており、人間は進化の過程で糖質を摂ると幸福を感じるような仕組みになっている。現代の糖質で溢れた社会では、その性質が”糖質中毒”としてあらゆる生活習慣病のリスクを上げている。
・ダイエットで本質的に意識する事は、カロリーの総摂取量を減らすことでなく、”糖質中毒”を直す事。

本記事で、読者が今まで以上に健康的な食生活を意識するきっかけになったり、ダイエットが成功するきっかけになれたら嬉しく思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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